NPO法人「湘南スタイル」（茅ヶ崎市新栄町）は5月21日、茅ヶ崎市の農家が作る野菜を市内の家庭に宅配するサービス「採れたて茅ヶ崎 野菜宅配サービス」を開始した。地元の「食と農」を活性化させる同法人の「おいしい湘南プロジェクト」の一環。

食と農のポータルサイト「おいしい茅ヶ崎」－地元NPO法人が開設（湘南経済新聞）

　同サービスは、同市に乳製品の宅配ルートを持つ「ケイ・フロント・サービス」（松林1、TEL 0467-68-0030）が販売代理店となり、同社が市内の契約農家に発注・集荷、各家庭へ宅配するシステム。既存の「保冷して届ける牛乳宅配」ルートを使用することで「野菜を新鮮な状態で届ける」ことを「強み」とし、またダンボールやコンテナを使わず、何度でも使え折り畳んで保管ができる「保冷バッグ」を使用するのが特長。

　現在の契約農家は12軒。季節によって取り扱う品目は異なり、現在の販売品目は小松菜（220円）、トマト（440円）、ミニトマト（398円）、タマネギ（220円）など18種類。小松菜＝2束（300グラム×2）、トマト＝5～6個、新タマネギ＝3～4個、ミニトマト＝180グラムがセットになった「旬！茅産セット」（1,155円）も取り扱う。同サービスを利用するには同社との契約が必要。

　同法人広報の藁品歩さんは「セットでなく小分けでの購入が可能であることを非常に喜んでいただいている」と話す。「今後は契約農家数、販売品目も随意増やしていく」とも。