鎌倉・長谷にある、絵本と本のための家具店「syoca（しょか）」（鎌倉市長谷1、TEL 0467-84-8710）は10月7日より、「至光社の絵本フェア」を開催する。

　「0 歳から100歳までのすべての子ども達へおくる」というキャッチフレーズを掲げる至光社。同店では「赤ちゃんから大人まで楽しめる絵本を」をコンセプトに絵本を選んでいることもあり、「至光社の絵本を集めて展示・販売することに意義がある」と、同店の佐藤さん。

　フェアでは、いわさきちひろ、いもとようこさんの作品や「どんくまさんシリーズ」など至光社から出版されている108冊の絵本を集める。「一つの出版社の絵本を特集するのは初めて。ほとんどの絵本は表紙を向けて展示するので、どの絵本も気軽に手に取って見ていただきたい」と佐藤さん。

　同店では以前から、絵本を選ぶとき来店客に表紙を見てもらいたいとの思いから、壁面いっぱいに表紙を向けて展示。逗子在住の絵本作家で至光社から絵本を出版している山崎優子さんが来店した際、同フェア開催のきっかけとなった「至光社の絵本が並んでいるところを見てみたいな」という「リクエスト」が一因にもなっている。

　期間中は、いわさきちひろさんの絵本「ゆきのひのたんじょうび」のクリアファイル（420円）や、絵本のイラストが絵はがきになった「絵葉書絵本」（840円）、絵本のイラストの付箋（420円）など至光社のオリジナルグッズも販売する予定。

　「知っている絵本もそうでない絵本も、表紙を向けて並んでいる。大人でも子どもでも、その中からお気に入りの一冊を見つけていただけたらうれしい」と佐藤さん。

　営業時間は10時～17時（9日は休み）。今月14日まで。