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平塚・大門通りで「ぼんぼり市」 分断された参道を祭と光で結ぶ

ぼんぼりまつり開催中の平塚八幡宮へ続く通りが光の参道に

ぼんぼりまつり開催中の平塚八幡宮へ続く通りが光の参道に

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 平塚駅前中心街と平塚八幡宮を結ぶ大門通り(平塚市明石町)で9月19日~21日に3日間、「第7回大門通りぼんぼり市」が開かれる。主催は平塚大門会。

地域の子どもなどが描いたぼんぼりとキャンドルが並ぶ

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 同通りは平塚八幡宮の参道で市内商業発祥の地でもあったが、横切る国道1号線の整備が行われた1978(昭和53)年から直進できなくなった。そのため八幡宮と商店街が分断され、かつてのにぎわいを知る人も少なくなっている。そこで同会は、市民に参道であることを再認識してもらい、景観に対する意識を高め、地域コミュニティーの活性化を図る目的で活動を始めた。「ぼんぼり市」はその一環で、八幡宮の秋の行事「ぼんぼりまつり」の時期に合わせ6年前から開いている。

 今回は、地域の子どもたちや落合克宏平塚市長などが描いた40基のぼんぼりを設置するほか、福祉施設・おあしす湘南が製作した約400個のキャンドルを歩道に置く。国道の北側で約300基のぼんぼりが境内を飾る八幡宮と光で一体感を演出する。

 通りでは夜市を開き、人気の屋台「スープカリー屋台けむり」「モヒカンらーめん」をはじめ、地元の商店などから12のブースが出店を予定。

 同会の水嶋祥貴さんは「平塚八幡宮とのつながりを大切にしたいという思いから『参道復活』を合言葉に活動を継続している。2013年からは正月の三が日に限り警察官の手信号による国道の横断も実施した」と話し、「ぼんぼり市では八幡宮へ続く光の参道を作りアピールする。子どもたちが描いたオリジナリティーあふれる温かみのあるぼんぼりを眺めながら、夜のまち歩きを楽しんでほしい。浴衣や着物、げた、草履など和装での来訪者には記念品を進呈する」と呼び掛けている。

 開催時間は17時~21時。点灯式は19日18時30分~。

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