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鎌倉に本和香糖使うスイーツ店「輪心」-老舗洋菓子店3代目が出店

国産無垢材や自然素材を用いた店舗兼住居。関心を寄せる人が多く外壁に建物の説明ボードを設置したという

国産無垢材や自然素材を用いた店舗兼住居。関心を寄せる人が多く外壁に建物の説明ボードを設置したという

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 鎌倉の大仏そばに5月10日、焼きたてバームクーヘンと洋菓子の店「輪心 WACO KAMAKURA」(鎌倉市長谷1、TEL 0467-84-8745)がオープンした。

店の脇には長いベンチがあり一休みできる

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 鎌倉駅西口の御成商店街に店を構える老舗洋菓子店「chimoto」3代目の細内智之さん(35)が、「より自分らしいスタイルで、自分が食べたいと思う洋菓子を作って提供したい」と開いた同店。店名の「輪心」は、「人と人のつながりや素材のつながりを大切にしたい」との思いを込め妻の祥子さんが付けた。

 店舗兼住居として新築した建物は、木組みの伝統構法で家づくりを行う楽居(西鎌倉2)が手掛けたもの。「住居らしくないデザインに」という細内さんの意向を反映し、焼き杉や左官壁の外壁、木製の窓枠、現しの梁(はり)や柱など「古都鎌倉に似合う」内外装に仕上げた。店舗面積は約9坪。

 販売するのは気軽に食べられる「おやつケーキ」が中心。素材には国産小麦や県内産生みたて卵のほか、沖縄県産サトウキビから作られた原料糖「本和香糖(ほんわかとう)」を使用する。「果糖に比べトゲのないやさしい甘みが特徴。生地をかみしめていくごとに、砂糖本来の自然な味わいが出てくる」と細内さん。

 看板商品は「輪心バウム」(食べ歩きサイズ=250円、4センチ高=1,100円、6センチ高=1,650円)。ほかに「ほんわかロール」(320円)、「ショートケーキ」(400円)、「シュー・アテット」(250円)、「キャラメルプリン」(290円)などをそろえる。

 細内さんは「鎌倉散策の途中に、おやつケーキを食べながら店の横に設けたベンチで休憩してもらえたら」と話す。「バームクーヘンやケーキの種類を徐々に増やしていきたい」とも。

 営業時間は10時~18時。月曜定休。

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