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藤沢・龍口寺隣に「日本食ゆうがた」-修行後29歳で独立、夢かなえる

白い洋館風の新築ビルの1階に出店。通りの先には江ノ電が走る

白い洋館風の新築ビルの1階に出店。通りの先には江ノ電が走る

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 藤沢・龍口寺隣に8月28日、近隣で採れた食材を生かした日本料理を提供する店「日本食ゆうがた」(藤沢市片瀬3、TEL 0466-50-5036)がオープンした。

道振さんが手掛けた「サワラの西京焼き」

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 店主は1982(昭和57)年生まれの道振雄一朗さん(29)。調理科のある高校を卒業後、銀座の日本料理店で5年間修業。海外生活への憧れもあり、ワーキングホリデー制度を活用しオーストラリアに渡航。シドニーの和食店で、日本では入手しにくい素材の扱いや創作料理を学んで帰国。表参道の和食店で料理長として4年間勤務した後、「海の近くに住みたい」「30歳までに独立したい」という2つの夢をかなえるために同店を開いた。

 店名は、道振さんが一日の中で最も好きな時間が夕日が沈む夕方の時間であり、「訪れる人にも一日の中で一番好きな時間をこの店で過ごしてもらいたい」という思いから付けたもの。店名の筆文字は道振さん自らがしたため、夕日のロゴはイラストレーターの妻・亜希子さんが手掛けた。

 店舗面積は約13坪。席数はテーブル席12席、カウンター7席の全19席。店内は、「落ち着いて食事をしたい人にとって過ごしやすい雰囲気でまとめ、男性1人でも入りやすい店を心掛けた」と道降さん。

 提供する料理には、地元で揚がった鮮魚や地場産の旬の野菜を使用。ランチは肉または魚から選ぶ焼き物メーンの御膳が1,000円、6~7品の前菜盛り合わせ付きで2,000円。ディナーは前菜・焼き物・煮物などの「純和食」の一品料理と、それらに合う酒を提供する。料理は「ごま豆腐」(420円)、「西京焼き」(840円)、「黒毛和牛あぶり焼き」(1,365円)などをそろえる。客単価は3,000円~5,000円。客層は40代以上やシニア男性の1人客のほか、リピーターも多いという。

 「地元に根差した長く愛される店を目指したい。来店した方の好みを覚え、丁寧な仕事でお客さまに喜ばれる料理を提供したい」と道振さん。「席数が少ないため予約をおすすめします」とも。

 営業時間は11時30分~15時、18時~22時。水曜・最終木曜休み。

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