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鎌倉駅西口にお茶とご飯の店「サハン」-普通でちゃんとしたメニュー提供

この日の定食は、れんこん鶏団子、小松菜とシメジのおひたし、サツマイモとニンジンの甘煮

この日の定食は、れんこん鶏団子、小松菜とシメジのおひたし、サツマイモとニンジンの甘煮

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 鎌倉駅西口近くに11月1日、お茶とご飯の店「sahan(サハン)」(鎌倉市御成町)がオープンした。

電車が目の前のカウンター席は子どもにも人気

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 店舗面積は13坪で、席数はカウンター=8席、テーブル=8席。ギャラリーも併設する。カウンター席からはJR鎌倉駅のホームが眼前に見え、電車の往来を眺めながら食事ができる。1人でも入りやすい雰囲気を意識したそうだ。

 店名は、お茶とご飯の「茶飯」=「日常のありふれたこと」に由来。「外でも、おうちご飯のような、きばっていない普通においしい料理を食べてもらいたい」と鎌倉市在住の店主・高階美佳子さんが腕を振るう。「駅から近いので、帰りに気軽に寄ってほしい」(高階さん)。

 メニューは、定食セットと自家製のケーキが中心。定食は、旬の素材を取り入れた一汁三菜が基本で、奇数週がご飯、偶数週がパンメニュー。ご飯は実家の田んぼで収穫、精米した五分付き米を使う。おかずの内容は1カ月ごとに変わり、夜はビールとワインも提供する。価格は、定食=1,200円、チーズケーキ=450円、バナナケーキ=450円。

 利用客は入口でオーダーと会計を済ませ、カモメの番号札を受け取る。料理ができたら自分で取りに行くセルフスタイルだ。「もともと器好きだった」という高階さん。器は、三浦市三崎・伊藤環さんの作品を使っている。

 「『定食スタイル』が好き」と高階さん。「共働きの母が休日料理をするときは、決まってこのスタイルだった。ちゃんとバランスよく食べているかわかるように、1人分ずつ盆に載せていたんですね。私にとって『普通』とは『ちゃんとした』ということ。『普通なんだけど行っちゃうね』という店にしたい」とも。

 営業時間は、ランチタイム=11時30分~15時、ティータイム=15時~18時、ディナータイム=18時~21時。水曜定休。

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