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茅ヶ崎で旅するアーティストが個展-長期滞在して感じた「街の匂い」描く

旅と街歩きで見つけた風景を切り取った星加さんの作品。写真は「バーシリーズ」

旅と街歩きで見つけた風景を切り取った星加さんの作品。写真は「バーシリーズ」

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 茅ヶ崎・鉄砲道沿いのギャラリー「カロカロハウス」(茅ヶ崎市中海岸2、TEL 0467-58-8331)で4月6日より、国内外で暮らすように長期滞在しながら絵を描く星加海さんの個展「旅~街の匂い」が開催される。

2003年に手掛けた奄美大島の郵便局の壁画

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 星加さんは1978(昭和53)年、東京生まれ。バリ島在住のアメリカ人画家に師事し1999年に初個展。以降、南西諸島、イタリア、スペイン、メキシコ、ヤップ島(ミクロネシア)など各所を旅しながら壁画や絵画、スケッチを制作。CDジャケットや新聞コラムのイラストレーションも手掛けてきた。「仕事のモチベーションは、誰かが見てうれしいと思ったり、喜びを感じたりしてくれること」と星加さん。

 今年1月、「いつか海の近くで暮らして海を描きたい」と約7カ月滞在した京都から茅ヶ崎市内の海に近い場所に転居。茅ヶ崎に住んでみて「好きだな」と感じたという星加さん。今回は長く滞在し「また旅に出るにしてもここに戻ってこようと思う」と話す。

 「茅ヶ崎の人に『初めまして』とあいさつする気持ち」で、13年間さまざまな土地を旅して描いた自身の集大成ともなる作品を展示する同展。作品総数は70点前後。A3サイズのイラストをメーンに、1メートル四方の油絵、スケッチ(水彩)、板にアクリル絵の具で描いたインテリアにもなる作品などを展示する。価格は5,000円~。会期中は昼以降に在廊しライブペインティングも行う予定。

 「絵はよくわからない、高くて買えないなど敷居の高いイメージがあるが、手頃な価格の作品も多数用意しているので、この機会に絵を飾る楽しみ、掛け替える楽しみを感じてもらえたら」と星加さん。「次はギリシャの放浪画家が描いた壁画を見にレスボス島を旅したい」とも。

 開催時間は10時~18時。水曜・木曜定休。今月17日まで。

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