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藤沢市北部に民間運営のシェアラボ ベンチャー支援目指し2023年開設へ

公開されたパース図(セット提供)

公開されたパース図(セット提供)

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 化学・素材、ITなどを取り扱うことができるシェアラボ(共用型研究施設)「SETインキュベーションLABO(仮称)」(藤沢市遠藤、TEL 0466-24-2478)が2023年4月末、開設される。

「SETインキュベーションLABO(仮称)」の公開されたパース(4)

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 開設場所の遠藤地域は市北部の準工業専用地域で、最寄りの湘南台駅からは車で約10分、綾瀬スマートインターまで車で15分。施設は延べ床面積866平方メートルの鉄骨造屋根2階建てで、耐荷重は500~1000キロ平方メートル。全部屋に電灯・動力・上下水道を備える。

 湘南エリアを中心に不動産企画・建築・販売を手がける「セット」が設立、運営。2022年1月からインキュベーション事業部を設立し、シェアオフィス3拠点と20室を運営する。メンターや起業家支援者が日替わりママとなるスナック形式の交流拠点「イノベーションスナックみらぼ」も運営する。

 同社インキュベーション事業部部長の鈴木良隆さんは「化学やITなどのものづくり分野で拡大を目指すベンチャー企業にとって、一定のスペックを兼ね備えた施設は不可欠。さらに30~60平方メートルほどのスペースから始め、必要に応じて賃貸スペースを拡張できるという特徴は他施設にはない」と自信を見せる。

 「多くの他施設を視察し、入居希望者のニーズも設計に反映させている。インキュベーション施設を卒業した企業の受け皿としても機能させたい。スタートアップ支援を地域活性化につなげたい」とも。

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