藤沢のプラネタリウム「宇宙劇場」がリニューアル-最新投影機を導入

3階に宇宙劇場が入るこども館は、地球をかたどった特徴ある外観

3階に宇宙劇場が入るこども館は、地球をかたどった特徴ある外観

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 昨年10月から一時休場していた、湘南台文化センターこども館(藤沢市湘南台1、TEL 0466-45-1500)のプラネタリウム「宇宙劇場」が7月1日、リニューアルオープンする。

リニューアル後の「宇宙劇場」内の様子(=写真)-イスは以前よりも大きくなリクライニングシートに

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 リニューアルに伴い最新投影機を導入。旧機種では2万5千ほどしか見えなかった星の数が400倍の1,000万になる。スクリーンは、旧来のスライドに替わり全天型のデジタル映像装置を導入し「迫力ある」動画の再生が可能になるという。このほか、星や銀河の三次元データや、赤外線の観測データなどを内蔵し、「恒星間飛行」「数万年後の星空」などを科学的データに基づいて映像化することが可能になる。

 席数は以前の200席から165席に減らし、ゆったりできる大きめのリクライニングシートを導入する。

 リニューアルを記念して7月22日、「宇宙劇場ドーム内日食中継」を開催。日本の陸地で見られるのは46年ぶりという皆既日食を、日食地点から中継し、全天型デジタル装置の映像で見ることができる。同25日は、リニューアル前に最も人気が高かった「星空のコンサート」のスペシャル版を開催。当日は、プラネタリウムのBGMで使用するクラシック曲の生演奏と、宇宙の広がりについてなどの星空解説を行う。いずれもチケットは前売りで500円。同館で販売する。

 同劇場解説員の中村有紀さんは「これまでは地上から肉眼で見た星空しか映せなかった。今後は天文学のデータも活用して、空間的にも時間的にもずっと幅広い現代の科学的宇宙像を見てもらえる」と話す。「宇宙の広さ、不思議さなどを実感できるような劇場にしていきたい」とも。

 入場料は、高校生以上=500円、中学生以下=200円ほか。投影時間はウェブで確認できる。こども館の開館時間は9時~17時。休館日は月曜(祝日の場合は翌日)と祝日の翌日。

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