長谷寺・観音堂で初のクラシックコンサート「バロック音楽の調べ」

ゲスト出演するアテフ・ハリムさん。名器・ストラディバリウスで演奏を行う。

ゲスト出演するアテフ・ハリムさん。名器・ストラディバリウスで演奏を行う。

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 鎌倉の古寺「長谷寺」(鎌倉市長谷3)で10月10日、クラシックコンサート「長谷寺の祈り-バロック音楽の調べ」が開かれる。

クラシックコンサート「長谷寺の祈り ~バロック音楽の調べ~」が開催される観音堂。天井が高く、良い音が響くという。

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 同寺は、芸術・文化公演などを定期的に主催してきたが、クラシックコンサートは今回が初めて。コンサートの企画・構成を担当する宇田川清史さんより提案があり、同寺が協力することになった。「バッハに代表されるバロック音楽は教会音楽の印象が強く大聖堂などで盛んに演奏されていた。仏教という宗教の違いはあるが、祈りの音楽として『長谷寺の祈り』と表題をつけての公演となった」(同寺)という。天井が高く、音が反響しやすい「観音堂」を会場にすることを決めた。

 当日は、エジプト生まれのバイオリニスト、アテフ・ハリムさんがゲスト出演し、名器・ストラディバリウスで演奏を行う予定。ハリムさんは若くしてフランス国立管弦楽団のコンサートマスターを務めたほか、1993年より日本公演も行っており、さまざまなアーティストと共演。「日本文化や寺院での演奏に関心があった」ことから、今回の出演が決まったという。そのほか、指揮者に湘南在住の松田義生さん、リコーダーに村山直子さんなどが出演する。

 演奏種目は、モーツアルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、バッハ「G線上のアリア、シャコンヌ」、エルガー「愛の挨拶」、ビバルディ「リコーダー協奏曲」や「日本の秋」など。

開演18時。料金は3,000円(全席自由)。当日券は発売しない。

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